あるオーナー様からのお便り 2.  盆踊り


Sオーナー様からのお便りの続きです。

明治生まれで私と弟を大学まで行かせてくれた祖母は、
幼い頃 唐天竺は広いらしいから狭い日本におっても面白くない
とゆうような話を聞いて育ったそうです。

そして、 十七歳の時にたまたま上海に駐在する人との縁談に飛びつき
敗戦で
日本に帰って来るまで、上海の日本人租界で暮らしました。
母は租界生まれの租界育ちです。



母も叔母も東京の大学生活を上海から離れて、寮で送りました。


発病後 意識が戻っても知能指数が幼稚園並みになってしまった母を
祖母は盆踊りの時に家から椅子を持ってゆき、
一番前に座らせていました。
母は小学校の時に日本舞踊を習っていたので。


海外生活を経験している祖父母は人目を気にすることなく、
常に堂々たる態度をとっておりました。 おかげで、私達きょうだいも
のびのび育つことができました。



友人や親類にも海外で子育てした人がおりますが、
もう学校へ行かないと言う時期はあったようです。
どっしり構えていたようですよ。


余談ですが、私も三十代から大家さんと呼ばれてきたんですよ。
ピンキリのキリの大家ですけどね。

Sオーナー

Sオーナー、何故ハワイに物件を持たれるようになったのか、
気になります。

前回までのお話しは、あるオーナー様からのお便りにて
紹介させて頂いていますので、お時間のある時にでも是非、
読んでみて下さい。

Arry